とんかつ武蔵｜神戸元町

JR元町駅を降りて少し南に歩くと東西につながる元町商店街がありますが、その東側の入り口付近にお店のある『とんかつ武蔵』さんに行ってきました。

店内は老舗のとんかつ屋さんとはこういうイメージだと思う、落ち着いた雰囲気に職人気質の大将が調理場に立っている感じのお店です。不要な音楽は掛かっておらず、店員さん同士のやり取りの声と、とんかつを揚げる音だけが聞こえてくる雰囲気のあるお店でしたね。

メニューは海老カツやミンチカツなどもありましたが、初訪問のお店ではオーソドックスなものを食べたいなと思い、『ロースカツ定食（2,350円）』を注文。完成するまでしばし待ちます。

注文してから15分ぐらいですかね、待つと料理が完成です。

メインのとんかつと、ご飯、赤出汁、漬物、キャベツが付いています。定食の場合は、とんかつ以外はおかわり出来るとのことです。

ロースカツは一般的なロースカツと切り方が違っていて、立方体にカットした棒状のお肉を揚げた後に、正方形になるようにカットしています。そのため、一切れ一切れの脂の乗り方が普通と違っています。そのため、口に入れた後にジュワーっと脂が染みて出てくるのですが、それがちょうど良い量で食べた後の胃もたれが全くありません。

お肉の種類や産地までは分からなかったのですが、豚肉から溢れ出てくる脂が非常に甘みがあって美味しいです。美味しいとんかつ屋さんはたくさんありますが、切り方といい、脂の旨みといい、このお店ならではのロースカツでしたね。

あと、もう一つ特徴的だったのが、赤出汁です。この赤出汁が非常に具沢山でこれだけでも満足出来るぐらいのものを出してもらえます。にんじん、だいこん、ねぎ、鶏肉がたっぷり入っていて、赤出汁の味噌も美味しくて、おかわりしてしまいましたね。

いつも並んでいるイメージのあるお店で、それに違わぬ美味しさでしたので、ぜひ元町に行った際にはとんかつ武蔵さんに行ってみてください。