とんかつ太郎｜神戸　みなと元町

神戸のみなと元町駅近くにあるとんかつの名店『とんかつ太郎』さんに行ってきました。

店名だけ聞くと、スナック菓子っぽい名前ですが、過去には食べログ百名店に3年連続選出されるぐらい本格的なとんかつ屋さんです。カウンター6〜7席ほどと、テーブル席が2卓ぐらいで、少し昭和のレトロ感のある雰囲気の良いお店です。

メニューはとんかつを中心に、エビフライやコロッケ、ホタテフライなどいくつかあります。今回は、ロースカツ定食（2,200円）をいただくことにしました。お店に行った日が夏の高校野球の甲子園大会が開催されている時期だったので、店内では野球中継のラジオを流していて、それを聴きながら少し待ちます。

10〜15分ほどで定食が完成。

セットの内容は、ロースカツ、キャベツの千切り、赤だし、白菜の漬け物、ライスです。

まずはひと口赤だしをいただいてから、とんかつにいきます。赤だしは、しじみの赤だしで、しじみのエキスと赤だしがよく合って美味しいです。とんかつ屋さんの美味しいお店はだいたい味噌汁が美味しいんですよね。とんかつ太郎さんもその通りでしたね。

それではメインのロースカツにいきます。

豚のロースをしっかりとした衣でサクッと揚げられていて、噛むとスーッとお肉が切れる柔らかいカツでした。添えられているレモンを少し絞った後に、ソースとからしを付けて食べるのですが、ソースの味の後に少し柑橘の風味があり、最後にお肉自体の甘みがやってきて、非常に美味しかったです。

また豚ロース肉なので、脂がしっかりと乗っているので、じわーっと旨みが口の中に広がっていき、脂からも甘みが出てきます。ただ、不思議なことに1枚ペロッと完食した後の全く胃もたれがなく、むしろもう1枚ぐらいいけそうなぐらいジューシーだけれども、胃にやさしいとんかつでした。

あと、付け合わせの白菜の漬け物もカツオ節を一緒に漬け込んで作っているようで、普通の白菜の漬け物より少し味に奥行きがあって美味しかったですね。

とんかつ屋さんとしては少し高価格かもしれませんが、満足度としては十分なお店だったので、美味しいトンカツを食べたい時にはぜひ行ってみてください。