王鴨｜神戸垂水

JR垂水駅から2〜3分北に歩いたところにあるラーメン屋『王鴨』さんに行ってきました。

名前にもあるように鴨出汁をベースにしたラーメンを提供されているお店です。垂水方面にはまだあまり行けていませんでしたが、王鴨さんのラーメンが美味しいという評判を聞いて今回行ってみた形です。

垂水駅の北側は少し入り組んでいて、土地勘の無い方だと少しだけ迷うかもしれませんが、スマホのGPSで案内してもらうと良いかもしれません。店前まで行くと大きな看板が入り口の上に出ているので、すぐにわかると思います。

店内はカウンター席が8〜9席と2人掛けのテーブルが1卓ありました。とても静かで少し薄暗い店内はバーのような雰囲気もある良い感じのラーメン屋さんです。周りに飲み屋さんが結構あったので、以前は飲み屋さんだったのかもしれないですね。

カウンターに座って『王鴨ラーメン（1,400円）』と『鴨肉のスープご飯・小（500円）』を注文しました。王鴨ラーメン以外にも中華そばや鶏白湯、つけ麺などもあったので、これらは別の機会に食べたいなと思います。

注文をしてから15分ほど待つと完成です。

まずはひと口スープを飲むと、深いコクのある鴨出汁の旨みがふわーっと口の中に広がります。透き通ったスープですが、しっかりとこの店のこだわりの主張が感じられ非常に美味しいです。

麺は2種類の小麦をブレンドした全粒粉の含まれた細麺で、風味の豊かな麺です。麺単体でも食べられるぐらいの麺ですが、そこにスープがしっかりと乗ってきて美味いです。

薄っすら生姜の味とネギの青っぽさが鴨出汁とマッチしていて、いくらでも食べられそうです。

チャーシューはもちろん鴨肉のチャーシューなのですが、鴨肉ってけっこう脂が少なくてパサパサしたものが出てくることがあるのですが、王鴨さんの鴨チャーシューはしっかり脂が乗っています。かつ鴨肉に特有の弾力感と鴨っぽい味は感じられます。

鴨肉のスープご飯は、ご飯の上に炙った鴨肉を小さく細切れにカットしたものと、白ネギ、三つ葉を乗せて、そこに鴨出汁のスープをたっぷり掛けたものです。

炙った鴨肉が非常に香ばしく、また脂がしっかりと乗っているので、美味しいですね。スープにも鴨のエキスがしっかりと出ていて、ご飯がその旨みをギューッと吸い込んでいます。

少し食べたところで、山椒とフライドオニオンを少し掛けると味変して、また違った美味さを楽しめます。

仕入れてきた鴨肉を店舗で捌いて提供しているとのことで、こだわりの一杯が食べられるお店になっています。

垂水駅でラーメンを食べるときにはおすすめのお店なので、お近くに行った際にはぜひ王鴨さんに食べに行ってみてください。